香り屋日記:富士香料化工株式会社

香料屋さんが綴る、「香り屋日記」
香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた香りの事を連載していきます。
当ホームページへお立ち寄り頂きましてありがとうございます。
この度、ホームページをリニューアルしたのを機に『香り屋日記』を立ち上げました。
ここでは、香料屋さんの日常を通して、香り、食品、開発秘話、業務の裏話(?)など・・・
様々な内容を日記風に綴っていきたいと思います。
もし何かの間違いで、開発のヒントやお仕事に役立てば幸せです。(笑)
2007年04月24日
季節感
最近は果物や野菜などの季節モノの食べ物も栽培技術や流通手段の発達で真冬にスイカが食べられたりと季節感が判り難くなってますが、やはり外に出てみると日差しの暖かさや目に映る色合いの変化が、季節の変化を教えてくれます。
私は休日に時々、山や海に出かけては温泉を探し露天風呂に浸かってのんびりしたりしているのですが、露天風呂で何とも無しに周囲に注意を向けてみると普段は気にも留めない音やモノに気がつき、家の近くにいる時よりもハッキリと季節の変化に気づくことができます。(温泉と言っても有名温泉地でなく、大抵は宿泊施設もない町営や村営の立ち寄り湯で、1回500円だったり、場所によっては無料なんですが道路から丸見えとか・・)
この時期は露天風呂から周りを見回してみると、このあいだまで枯葉色が多かった山の色が全体的に緑色が多くなり、所々に桜色や桃色・薄紅色の混じった大きな固まりが見えます。耳を澄ましてみるとウグイスの声も聞こえます。海からの潮の香りに混じって蜜柑の匂いも感じられることもあります。
1時間も走って探してみると山の中の立ち寄り湯は結構あるもので、皆さんも休日にはちょっと長めの散歩にでて季節を感じてみるのも結構新鮮なものですよ^^
(と言ってもスギ花粉で季節感じるのは嫌ですが・・・当方 花粉症><)
[マンボウ]
2007年04月17日
灘の酒
僕の住んでいる灘は酒米の王様「山田錦」、天与の名水「灘の宮水」、六甲おろしの
冷気、海上輸送のための港と、昔から酒造りの盛んなところです。
先日、灘の酒蔵スタンプラリーというものに行ってきました。
これは兵庫の灘にある酒造メーカーの記念館や資料館を見てまわるというものです。
資料館では昔の酒造りが再現されていて、麹づくりの室と道具、醪を仕込むための
大桶、醪を搾るための酒槽、江戸まで酒を運ぶための樽廻船の模型などが展示されて
いました。
また、秋になると丹波などから灘にやってきて酒造りをし、春になると帰っていくと
いう昔の酒造りの人のビデオも見ました。
お土産コーナーでは日本酒や杯の他に日本酒エキスの入った化粧品なども売られてい
ました。
日本酒の原酒を試飲できるコーナーもありとてもおもしろかったです
一日で何軒もまわったのでフラフラになりました。
[フルーティー]
2007年04月10日
かおり
この日記は香りについて日々感じたことを、ということで書き込ませていただいておりますが、いつもたずさわっているこの「かおり」というものはなんぞ、という素朴な疑問について調べてみました。けっして「Kおりちゃん」でないことを断言しておきます。
フリー百科辞典の「Wikipedia」によると「かおり」とは「かおり、かをり 【薫り/香り】との項目で(1)におい。特に、よいにおい。で「花の―」「よい―がする」「―の高い新茶」、(2)品格。品位。「―高い文章」、(3)色つや。つややかな美しさ。「―をかしき顔ざまなり/源氏(柏木)」 と、つまり「におい」のなかでも上品、上質な部類に対して使われる言葉のようであります。
また、「におい」という言葉は「嗅覚」で「Wikipedia」では検索がかかり、「空気中の化学物質を、鼻腔の奥にある嗅細胞により神経細胞活動に変換し、嗅皮質でそれを認識すること。」と学術的に書かれておりまた、「いわゆる五感のひとつ(もっともこの五感というのは古くはアリストテレスによって記述されたものであり、現在では分類のしかたによって9~23の感覚があるともされている)。」とまで記されております。「におい」よりは「におう・嗅ぐ」という意味合いが強そうです。それにしても五感というものは2,000年以上も使われているのですね。現在なら五感ならぬ九感~二十三感といったところですか。
つまり「かおり」は自然物が発する成分をあらわし、「におい」は人間が感じる機能をあらわすと上記の項目からは考えられます。
こちら以外にもさまざまな捉え方があると思いますが、今回はこんなところで。
ちなみに「香料」という言葉を検索(同)してみました。
香料(こうりょう)とは、(1)「様々な製品に香りもしくは香味をつけるために添加されるもののことである。古くから東西交易の主役であり、香辛料、薫香料、化粧料に大別される。」と(2)「仏式の弔事において死者に供える金銭。香典。」を意味するものだそうです。う~ん、深い。
[38才おやじ]
2007年04月03日
季節の移ろい
今年の冬は例年なく暖かく、春の訪れも早いのかと思っていましたが、3月に入って寒さがやってきて、冬に逆戻りした感があります。
この原稿が掲載されるころは、春爛漫といった気候になっているでしょうか。
皆さんのお近くはいかがですか。
ところで、赤→ピンク→緑→黄→紫→茶・・・
この色の変化はなんだかわかりますか。
季節の移ろいは外の空気で感じるものでしたが、
最近はスーパーやコンビニのお菓子売り場に行けば一足早く季節を感じられるようになりました。
季節限定商品が花盛りです。
そうです。この色の移り変わりは、スーパーやコンビニの棚に並べられている商品のパッケージの色です。
年が明けると「赤」(いちご)、2月の半ばになると「ピンク」(さくら風味、桃)、4月に近づくと「緑」(抹茶)、初夏からは「黄」(マンゴーやパイナップル)、夏の中ごろには「紫」(ぶどう)、そして夏の終わりには「茶」(栗)といった具合です。
今特に目に付くのが、さくら風味と、桃風味です。
さくらはさくら餅のイメージを香り付けしたもので、飲料、ケーキ、チョコレート、キャンディー、アイスクリーム、メロンパン、なんとポテトチップまで見かけました。
桃は季節的には夏から秋なんですが、桃の開花時期とか、桃の節句をイメージしているのでしょうか。桃の商品もよく見かけます。
こうしてみると、色のイメージから季節を考えてもおもしろいものができるかもしれませんね。
スーパーやコンビに巡りも楽しいものですが、
これからいい季節になります。
やっぱり外の空気で季節を感じましょう。
[飴作]


