香り屋日記

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香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2016年11月01日

先日、ビールサーバーで窒素を注ぎながら入れる「ドラフトコーヒー」が注目されているとの記事を見ました。
グラスに注ぐと見た目は黒ビールそっくり。泡立っているので口当たりがまろやかで、新たなコーヒーの楽しみ方として人気を広げているとか。
少し調べてみると、窒素を注入することでコーヒー化合物の劣化(酸化)を防げる効果もあり、苦味や酸味を抑えることができるとも言われています。
飲める店はまだ限られているみたいですが、これは流行りそうな予感。

これ以外にも最近、泡を使ったものが注目されているような気がします。
泡立ったスープのラーメンやうどんなどがTVで取り上げられていました。
泡の度合いがすごい店は見た目にもかなりのインパクトがありました。
これらは亜酸化窒素を加えることであらゆる食材をムースのような泡状にする、エスプーマという調理法、調理器具を使ったものみたいです。
エスプーマはスペイン語で泡を意味し、発祥もスペインとの事。
今では世界中に広がっている調理法らしく、日本でもこれから浸透していくのではと思っています。

アキバ系

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