香り屋日記

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香料屋さんが綴る、「香り屋日記」香りに関わる富士香料化工のスタッフが、日々感じた事を連載していきます。

2012年11月13日

味覚の行方27

この原稿が掲載されている頃には、もうミズノクラッシックは終わっていることでしょう。今度の日曜日(11/4)のミズノクラッシックの最終日に観戦に行ってこようかと思ってます。女子プロゴルフの試合を一度間近で見てみたかったのです。変な意味ではありません。スウィングを頭に焼き付けるためです。50のこの歳で参考になるのは、男子より女子なんです。今回出場していませんが、特に宮里藍ちゃんのスウィングが理想です。あのゆったりしたスウィングで270,80ヤード位飛んでいってしまう、あのスウィング。
ボールを飛ばすのに力で引っ叩いても、ボールというのはなぜか飛びません。そんなスウィングをすれば、ボールを飛ばすどころか、ダフッて、ポテチです。ボールを飛ばすには、振り下ろしたインパクトの瞬間で腕を止めなければ、ボールの飛距離はでません。普通に考えてみれば変な話ですね。「ボールを飛ばすには、振り下ろしてきたものを止めること。」なんて・・・!! でもこれによって、ヘッドスピードがあがるんです。
一見常識と思えることが実は間違いで、真実はその逆ということが、他にも多々あるように思います。
食品の業界にいるので食品について言えば、たとえば「暑い時には冷たいもの。」という普通のような考え。ゴルフのスウィングに照らせば、本当にそうなんだろうかと思えてくる。「暑い時こそ熱いもの」が真実なのではないでしょうか。高齢の人などは暑い時に熱いお茶を飲んでいます。それは熱いものを飲んで汗をかけば、体が冷えるからです。昔の人の知恵なのでしょう。この反対もあると思います。
雪合戦を素手でした経験はありますか。素手ですれば、手が痛いくらいに滅茶苦茶冷たくなる、がしばらくすると手が燃えるように熱くなってくる、この経験。つまり、寒い時に冷たいものというのもあり得るという証拠です。
開発していくときの糸口は、一般的な常識とらわれてはいけません。たとえ一般的で、一般うけして売れそうな常識的なものが広く一般的に受け入れられそうであっても、開発とは真実を貫くことではないでしょうか。
たとえば、暑い夏に体を冷やすアイスに、体を温めるものがあってもよいのではないでしょうか。たとえ体を冷やすアイスであっても、体を温め、逆に汗をかかせて冷やすという一見逆行している真実のものが。
<次回へ続く>

[やっとかめ]

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